感情の受け取られ方とプライド

前にも自分の持ってる感情とは別の捉えられ方をされて困ったことを書いたが、ストーカーがライン告白してきたのも、私の苛立ちが好意として受け取られたのが原因だった。負の感情が伝わりづらいのは、学校や職場ではいいように働くことも多かったけど、関係性がビジネスライク以上になるとちょっと厄介だ。私はあのとき、挨拶を無視されて気が立っていた。この野郎無礼野郎!○ねェーーーー!と思っていた。Mにも愚痴ってしまった。Mを通して嫌だと思ったことが伝わればいいと願った。それが、どこがどうなったのかは分からないが、いきなりLINE告白爆撃に結びついたようだった。相手は私が相手に恋愛感情を持っている前提で話をしていた。ムカついている相手にそんな態度を取られて感情は荒れ狂い、脳は混乱した。それと同時に勘違いの原因が自分の発した愚痴であると推測できたから罪悪感を持った。そして好きだと言われた事に責任を感じた。アァー!もう!と叫びたかった。誰かに止めてほしくて相談をしたが、相談相手が間違っていた。Mは自分では否定していたがそいつのことが好きだったらしく、やめとけなんて答えは得られ無かった。いい人だよと言われて詰みだった。そして、いじめっ子のようになりたくないとかいうプライドを持って振る舞ってきた私は人を拒絶すること自体も苦手だったせいでOKの返事をするほうが楽だった。遂には付き合って相手をよく知るようになれば、いいところが見つかるかもしれないとか訳のわからんことをを自分に言い聞かせていた。

たった一言、挨拶無視野郎と言えていれば良かったのではないかと思う。その後も何年も、人間関係が拗れていじめられたのは、奴に気持ち悪いと素直に言えなかったせいだと、罪悪感を抱えてタラレバを繰り返していた。

けれど、きっとやり直したところで、また別の嫌な思いはするんだろうと思う。他人の思考はどうしようもないからだ。いじめたいやつはいじめたいからいじめるんだ。ストーカーは相手を弱そうと思いたかったからそう思ったんだ。そして、イケそうと思いたかったから、そう思ったんだ。他人の思考回路なんてどうしようもないよ。人の心は読めないし。

正直、いじめという選択肢を取ってくれたことにはしめしめと思っている。もちろんつらいのはつらかったけどさ、罪悪感を持ってるわけだから、相手が間違ってるのは気が楽だったよ。私が弱っとるとこに便乗して笑っていたあの人の顔もずっと覚えている。ずっと笑える。あの人は便乗代を今払っているところらしい。心の底から、じわじわとざまあみろという感想が湧き上がって来る。でもあんまり関わるのは縁起が悪い感じなので火を吹くように息とともに吐き出している。

プライバシーポリシー